宮城県宮城郡七ヶ浜町にある「七ヶ浜 みんなの家 きずなハウス」は、震災の復興支援の一環として建てられ、被災者支援を行なっているNPO法人レスキューストックヤードやNPO法人HOME-FOR-ALLをはじめとする多くの企業、ボランティア、そして町の皆様のご協力により完成した施設です。
震災後は地域の方たちや子どもたちが集まって遊べる場所があまりなく、この施設が出来たことで、子ども大人関係なく安らげる日常的な拠り所となっています。
グリーン・ワイズが行なっている施設前広場の造園計画や緑地活用のグリーンアクティビティの様子を随時更新していきます。
News! 環境省主催「みどり香るまちづくり」企画コンテストで最高賞の環境大臣賞を受賞!
《 第1回 》土のひみつを知ろう!
2017年11月11日(土)
土にはどんな生き物がいて、その生き物がどんな働きをしてくれているのか。その過程を勉強しながら、土、そして野菜を育てる「小さな畑作り」をスタートしました。この畑で育てた野菜を活用し、災害時に命と健康を守れる“保存食”づくりにも力を入れていきます。
《 第2回 》シンボルツリーを植えよう!
2018年4月28日(土)
環境省主催のコンテストで最高賞の環境大臣賞を受賞し、その副賞でいただいた沢山の植物の植樹と、オリジナルブレンドで楽しむハーブティー教室を行いました。6mを超える大きな木はシンボルツリーとして避難時の目印になり、実のなる草木は災害時の“保存食”として活用していきます。
高木は、NPO法人レスキューストックヤードを通じてご紹介いただいた名古屋市の造園会社、岩間造園株式会社様と大島造園土木株式会社様からご支援いただきました。ありがとうございました。
《 第3回 》植物の名前を覚えよう!
2018年6月3日(日)
環境省主催のコンテストで最高賞の環境大臣賞を受賞し、その副賞でいただいた沢山の植物の植樹を行いました。さらに、専門家による”学名”についての基礎講座や、木材のブロックを加工して、きずなハウスのオリジナル樹名板を手作りしました。
《 第4回 》祝1周年! の植樹祭
2018年7月21日(土)
七ヶ浜の復興を願う多くの皆様のご支援のもと、リニューアルオープンしたきずなハウスが1周年を迎えました!
お祝いセレモニーのほか、ビンゴ大会や駄菓子まきなどが行われ、カレーやかき氷、さらにはハウスのすぐ脇にあるピザ窯で焼いたピザなどがふるまわれました。
《 第5回 》緑を蓄えよう!
2018年11月3日(土)
夏に植えた野菜たちが収穫の時期を迎えました。食欲の秋!収穫祭の開催です。
ゴマ、ハトムギ、ヒエ、ラッカセイ、トマト、ピーマン、サトイモなどの収穫した野菜の他に、各自持ち寄った食材で様々な“保存食”作りを行いました。今後どんな野菜を育てていくのか、どんなものが保存食になるのか、味わいながら考えます。
さらに、コンポストを作るワークショップも行い、緑を蓄えることの重要性を学びました。
《 第6回 》食べられる野草を探そう!
2019年12月8日(日)
根を張ることで土が浸食されるのを防いだり、作物を虫から保護したり、土にすむ小さな生き物たちを紫外線から守ったり、土が乾くのを防いでくれたりする”雑草”。その中には食べられるものも多くあります。きずなハウスにはカタバミ、カラスノエンドウ、ヘラオオバコ、ヨモギ、クローバー(アカツメクサ)、タンポポ、スベリヒユなどの食べられる”雑草”が見つかりました。今回はそんな”雑草”の非常食づくりや、非常時に役立つ防災の知恵を子どもたちと一緒に学びました。
きずなハウスは震災10年を迎え、2021年3月末を持って閉所となりました。
今後は七ヶ浜町の施設として活用されます。
今後の情報や、きずなハウスへの取材・お問い合わせは、公式facebookからご確認ください。