日鉄興和不動産株式会社が初めて開発と運営を手掛ける長期滞在対応型ホテル『&Here TOKYO UENO』が2024年3月15日にグランドオープンしました。
旅の大きな要素である「たのしむ=enjoy」と「くつろぐ=relax」、そして、家族や友達などゲストが大切にしている方たちと過ごす大切な時間など、多くの大切なものを「引き寄せ、結びつける=&」場所となることを願い誕生したホテルです。
『&Here』ならではの”特別な日々”をお届けするため、グリーン・ワイズは、外構植栽の設計・監修・管理、中庭及び室内の植栽設計・施工・管理を行いました。
一面ガラス張りの中庭「不忍池テラス」は、全19鉢もの植物で構成しており、受付でチェックインをするお客様を出迎えます。弊社管理の緑地やイベントで使用され、その後温室にて再生させた植物も一部で採用しており、サステイナブルな空間づくりを整えています。
また、この吹き抜け空間を活かして、見上げるほど大きな3mを越すシェフレラのシンボルツリーを構えました。木の下で休憩ができるように、幹をぐるりと囲むオリジナルのテーブルも製作しています。
1Fロビーにはカフェスペース「&Here Cafe」が併設され、地元の工房と共創したアートワークが展示されています。植栽には外構とのつながりを感じような爽やかな印象の植物をセレクト。手仕事の温もり感じる陶器製Atelier Vierkantプランターと、作家ものの器で植栽をコーディネートし、マルチングにはコーヒー豆の麻袋を再利用しています。
外構植栽は、隣接する上野公園と呼応するような、モミジやソヨゴ、ヤマブキといった在来樹種と、海外からのお客様に親しみを感じていただけるようなシェフレラやツピタンサス、ディクソニアなどの植物を組み合わせた計画を行いました。&Hereが大切にしている、旅行者と地域を一つに結ぶというテーマに寄り添い、様々な植物が混ざり合うことで、どの季節にお越しいただいても見頃のある植栽となっています。
また、植栽管理の際に発生する”剪定枝”を廃棄しない取り組みとして、スワッグ作りやリース作り、配布イベントなどの開催も今後検討しており、活用することも視野に入れた樹種選定を行っています。
2024年3月
外構植栽:設計・監修・管理
中庭及び室内植栽:設計・施工・管理
&Here TOKYO UENO
東京都台東区上野2丁目 11-18