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Sustainable SITES® 認証 取得支援

SITESは、ランドスケープにおけるサステナビリティを評価する米国の環境認証です。昨今では、国内でもビル認証の導入が普及しており、ビル入居者の健康や快適性、そして建物の環境性能等に関する評価を行うLEED認証が国内でも知られるようになりました。SITESはこのLEEDのランドスケープ版となる認証制度です。

ランドスケープにおける重要な資産である土地は、計画やデザイン次第でその場所の価値を引き上げることが可能であるとSITESは提唱しています。SITESのガイドラインは、その場所の生態系を把握することでその土地がもともと持っている機能を引き出し、自然災害等に強いレジリエントな環境を作るためのガイドラインとなっています。

SITESは、LEED認証と同じ米国のGBCI(Green Business Certification Inc.)が運用を行っています。そしてLEED認証同様に、認証対象となるための必需項目があり、それを満たしたうえで加点項目を追及しながら計画を進めていきます。プロジェクトの最終的なランドスケープの環境性能とサステナビリティはそれら加点項目の合計点によって、認定・シルバー・ゴールド・プラチナの4つのレベルで評価が付与されます。

計画、設計段階から環境配慮のための対策、対応が求められ、そのプロジェクトが完成した後の運営と運用の場面で、周辺の環境やコミュニティー、そして利用者にどのような恩恵をもたらすか等、現場の環境性能を多方向から、総合的に評価する制度となっています。対象となる敷地面積は185㎡以上となりますが、建物の有無は問われず、オープンスペースや庭園、街路や広場等の景観作りに関わるプロジェクトが対象となります。

Sustainable SITES®

評価項目について

1. 敷地の状況

プロジェクトを立ち上げる土地の選定に関する項目です。手つかずの自然が残る場所や、農地として利用できる場所は避けること、また氾濫原や水生生態系、絶滅危惧及び、存在が脅かされている動植物の生息地では開発を行わないことを必需条件とし、以前開発がされた土地や荒れた土地は、プロジェクトを通して自然の保護や再生がされる可能性を鑑み、加点ポイントとして評価されます。

2. 設計前のアセスメント

SITESの概要やプロジェクトの意義が関係者と共有されていることが求められ、土地の綿密な地形、文化、そして生態系の調査を行い、計画段階でしっかりと情報収集をしているか、またそれら要素をどのように活かすかの計画が評価されます。

3. デザイン「水」

敷地内で使用する水資源についての評価です。効率的な灌水方法を取り入れること、雨水の活用はもちろん、昨今のゲリラ豪雨のような急な大雨に対する対処が評価されます。

4. デザイン「土壌と植生」

健康な土壌と植生を管理する項目です。計画段階で土壌調査を行い、状態を確認することから始まり、健康な土壌の保護、汚染された土壌の回復計画を立てることが求められます。植栽については、自生植物を適切に使用し、それらを利用していかにエネルギー消費の低減やヒートアイランド対策に結びつけるかが加点ポイントとして評価されます。

5. デザイン「材料選択」

材料選定に関する項目です。建設廃材のリサイクル、リユース建材・再生材料を使用することで新しい資源に手を付けることを最小限に抑え、またローカル資源の使用をサポートすることで、輸送にかかるエネルギーやCO2排出を削減すること、そして責任ある製造方法を確立しているメーカーや、サステナブルな方法で植物生産をしているサプライヤーから材料を調達することで加点評価されます。

6. デザイン「人のウェルビーイング」

敷地利用者や周辺コミュニティーにとってのメリットを評価する項目です。利用者にとっての利便性が考えられているか、どのように心身の健康をサポートするのか、コミュニティーを強化し、社会的なつながりを促進するような項目が評価されます。

7. 施工

工事や施工に関する項目です。建設汚染物質の制御、工事中の排気ガスや大気汚染の低減などを評価します。

8. 運用と維持管理

メンテナンスや維持管理に関わる項目です。有機物のリサイクルや、再生可能エネルギーの使用、農薬や化学肥料の使用を最低限に抑える取り組みが評価されます。

9. 教育・啓蒙と運用実績のモニタリング  

サステナブル教育の促進とパフォーマンスモニタリングの項目です。プロジェクトを通して、サステナビリティーへの理解や意識開拓、また教育を促す取り組みが評価されます。また、プロジェクトサイトの性能や状態のモニタリングを第三者機関と定期的に行い、情報として提供することなどが評価されます。

10. イノベーションと模範的パフォーマンス

評価項目でカバーされていない分野や要素において模範となるようなパフォーマンスがある場合に加算されるポイントです。

■ 国内初のSITES認証取得 ■

本社屋上庭園

News! 
2018年1月、本社屋上に施工した屋上庭園がSITESのゴールド認証を取得致しました。

2016年秋に施工完了した本社屋上庭園は、”スローグリーン” をテーマとした庭です。「循環と持続」を意識し、地域植物と生き物の関係性にも目をむけた、本来の緑地のあり方を検証したスペースです。植物の柔らかさと生命力が感じられる宿根草を主役に、在来種の樹木と組み合わせて四季の移ろいとともにダイナミックに変化する景色が楽しめる庭です。

受賞

News! 2018.6.4 WGIC 2018において Award of Appreciationを受賞
News! 2018.7.27 ASLA Florida 支部において 2018 Award of Excellence を受賞

■ LEED for Homes & SITES ダブルプラチナ取得 ■

深大寺ガーデン

News! 
調布市深大寺の土地に、2棟の居住棟と1棟のレストラン、そしてコミュニティガーデンを有するセミパブリックガーデン「深大寺ガーデン」がオープンしました。2019年3月、SITESプラチナ認定をうけ、昨年8月に居住棟が取得したLEED for Homes のプラチナ認定と合わせて、ふたつの認証おいて最高ランクの評価を得ています。

受賞

News! 2020.6.10 第18回環境・設備デザイン賞にて最優秀賞受賞を受賞
News! 2020.10.01 2020年度 グッドデザイン賞受賞

SITES認証制度について、SITES認証を取得したプロジェクト、または本サービスについてのお問い合わせは pr-center@greenwise.co.jp へお問い合わせください。