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植栽デザイナーTom de Witteが来日!
グリーン・ワイズ本社屋上庭園の植栽デザインを手掛けたTom de Witteさんがオランダより来日しました。ガーデナーや生産者など緑に関わる方々をお招きし、屋上庭園の見学会とともに、彼が携わってきた施工事例についての発表をしていただきました。
2016年秋に完成した本社の屋上庭園は、四季の移ろいをプログラミングした庭園として、成長・変化していく植物の姿を、年間を通して楽しむことができます。
今回は美しく枯れた植物の姿や、ベージュやブラウンで彩られた冬の庭園をTomさんの解説とともに散策しました。
見学後のプレゼンテーションでは、本国オランダのほか、フランスやアメリカでの事例を通して、庭のデザインにおいてのこだわりや、管理の重要性などについて紹介しました。
彼が話の中で繰り返し強調していたことは、「庭だけでなく、庭の外の景色と調和するようにデザインすること」でした。
「設計・施工を経て、庭は机上のプランから現実のものになっていきますが、施工を終えたところでは庭は完成しません。植物は絶えず成長し、景観は変化し続けます。庭は永遠に完成を迎えることはないのです。庭を作っていく過程の中で一番大切なのは、設計や施工以上に、植栽後のお手入れなのです。庭を作るという作業はずっと続いていくのです。」
自らがデザイナーでありながら、「庭づくりにおけるデザイナーの役割なんて、ちっぽけなものだ」と語る姿はとても印象的でした(通訳担当談)。
さらに、彼のプレゼンテーションを通して、植物や自然の声を聞きながらお庭のお手入れをすることが必要だということを学びました。そして、自然と人とが共生できる地球を作っていくためには、人からの一方通行ではなく、お庭を作る工程と同じように、自然を尊重していく努力がより重要になってくるのだと思います(参加社員談)。
参加してくださった皆様、ありがとうございました。
2020年は本社の屋上庭園「つながる庭 モデルガーデン002,003」のオープンガーデンを企画しています。今後、以下のコンタクトページより、ウェブサイト上で詳細をご案内する予定です。
■見学お問い合わせ
https://www.greenwise.co.jp/contact/
■Tom de Witte HP
■グリーン・ワイズ本社屋上庭園