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Milano Design Week 2022 出展のお知らせ
MDW 2022 “Life Cycle”
グリーン・ワイズはミラノデザインウィーク2022の開催に際し、「ライフサイクル」のテーマを花や植物のライフサイクル、新しい製品コレクション、そして持続可能でリジェネラティブなビジネスモデルを目指す同社のビジネス全般など、様々な角度から考察する展覧会を提案します。
このプロジェクトは、天然素材や職人技を駆使する日本人のアーティストやデザイナーとのコラボレーションコレクションを通じて、環境問題に対する当社の感性と関心を表現しています。
グリーン・ワイズは、オーガニック素材と日本の高度な職人技を駆使したフラワーコンポジションや花器などの作品から構成される、新しいショールームのレイアウトを提案します。
今回はグリーン・ワイズのShow Roomでの展示に加え、“Atelier Natsuko Toyofuku”にて「藍」をテーマにした展示を行なっております。
▶︎▶︎MDW 2022 “Life Cycle”
▶︎▶︎MDW 2022″Life Cycle – Indigo”
► なぜライフサイクルなのか?
世界中で流通する花や緑の多くは化学系の農薬や肥料を使って育てられ、土壌や水質などの環境汚染や人体への健康被害を起こしていることはあまり知られていません。
これは、私たち消費者が傷一つ無い花や緑を通年求め、害虫が一匹もいない庭を求めることに起因しています。
消費者の要望に応えるために、生産地から店頭に並ぶまでの全ての段階で化学系薬剤が使用されているため、消費者への残留農薬の曝露も懸念されています。
もし「芽吹き~蕾~開花~結実~萎れ~枯れる」までの植物のライフサイクル全てに(多少の虫食いや穴があっても)人々がその魅力を体感すれば、今よりも環境汚染や健康被害の軽減につながるのではと期待しています。
私たちグリーン・ワイズは、自然のライフサイクルに合わせた環境共生型の暮らしをSlow Greenと呼び、提唱しています。
この第一歩として私たちは、植物がどこでどのように育てられ運ばれて来たのか、プロダクトがどこでどのように資材調達され、加工されて手元に届くのか、そのトレーサビリティやエビデンスをお伝えするよう努力しています。
また、自社だけでなく事業に関わりを持つステークホルダー(人間や社会のみならず、虫や植物、天候などの自然環境も含めて)に対して責任を取ってゆくために、自社で生産から企画、設計、制作施工、管理、運用、再生まで関わり、ビジネスライフサイクル全てに責任を持って取り組んでいます。一例として、総合的病害虫管理 (IPM: Integrated Pest Management)を導入。
さらに国際的な環境認証(SITES,LEED)を取得し客観的評価を得るようにしています。
今後は、顧客へ提供したサービスのアップサイクルやリユースにつながるビジネスモデル構築を目指しており、環境回復につながるライフサイクルアセスメントづくりにも取り組み始めています。
これからの社会は、自分たちで責任を持って管理・調整が可能で、顔の見える相手との地域に根ざした自律循環型の「ライフサイクル」を確立していくことが、より大切になっていくと考えています。
グリーン・ワイズは、この環境回復型の社会実現のために、一人でも多くの方々とのつながりを望んでいます。そして皆さんとともに、もっとも大切なライフサイクルとは何かを一緒に考えてゆくことが出来れば、と願っています。
※SITES(正式名称:The Sustainable SITES Initiative)とは米国のGreen Business Certification Inc. (GBCI)が認証を行う、ランドスケープのサステナビリティを包括的に評価する環境認証です。
※LEED(Leadership in Energy & Environmental Design)は、同じく米国のGBCIが認証を行う、建築や都市の環境性能を評価する環境認証です。